ハワイアン・ミュージックを現在に伝えるアーティストは自然との調和、家族との調和を唄っていた

グラミー賞ノミネートされたケアリイ・レイシェルの声に魅了されて

Photo from www.laphil.com
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ケアリイ・レイシェル(Keali’i Reichel)はコンテンポラリー・ハワイアン・ミュージックにおいて最も美しく際立った声の持ち主の一人。 そんなケアリイ・レイシェルがグラミー賞にノミネートされ、地元ハワイはじめ全米から注目を浴びています。

ハワイにある大切なものを伝え続ける継承者

Photo from kukahiweb
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日本では、BEGINの「涙そうそう」のカバーソングが携帯電話のCMに起用されたり、Stingの「Fields of Gold」の哀愁漂う唄を見事に自分のものにしているのも話題でしたが、そんなケアリイ・レイシェルはハワイ文化や生活を色々な視点で見つめて来たひとのひとりです。ダンサー、クム・フラ、チャンター、教育者として今もハワイの伝統、そこにある大切なものを若い世代に伝え続けています。

古いものと新しいものを融合させることで生み出す新しい世界観

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彼の音楽で特徴的なのは、古典的なハワイの音楽構造とメロディを今のポップミュージックと融合させているところ。彼の唄の中には古典的な祈りの唄とドラムがあれば、同時にシンフォニック・オーケストラの要素も含まれます。ハワイ語で唄う場面もあれば英語を入れる場面もあります。様々な要素を取り入れて一つのものにするというのは、まさに今のハワイを見ているようでもあります。

ケアリイ・レイシェルに触れ、ハワイの歴史に触れて

昔からあるハワイの唄の中に「Mele Aloha ‘Āina」という曲があります。ローカルのアーティストたちと共にケアリイ・レイシェルも参加して唄っています。曲も古典的な楽器を使っていて軽やかで心地よい一曲に仕上がっています。撮影されたロケーションも美しいハワイの自然が広がっています。ただし、この曲は美しいだけでなくどこか憂いを感じる箇所があるかと思いますが、それは実はこの曲自体1893年に作られたものでカイウラニ王女の幽閉、ハワイ王国の滅亡の歴史について唄われているものなのです。

ケアリイ・レイシェルが伝えたい想いに耳を澄ますと

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Photo from keali’ireichel.com

ハワイの歴史にはきらびやかなものもあれば、暗いものもあります。それを含めて今あるハワイの自然、周りにいる家族や友人のありがたさなど、大切なものを次の世代に継承していく、それがケアリイ・レイシェルが思っていることなのかも知れません。
一度、ケアリイ・レイシェルの世界を覗いてみてください。心地よいメロディラインと唄声、そして聴けば聴くほど意味深いものを感じることは間違いありません。

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Keali’i Reichel, アルバム KAWAIOKALENA

Keali’i Reichel オフィシャルサイト

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