歴史的瞬間!体感する歴史!237年の時を経て、ハワイ王族の貴重品が戻ってくる

237年ぶりにハワイに戻ってくる歴史的な貴重品は王族のみ許された稀なもの

Photo from www.privatetourshawaii.com
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ニュージーランド・テ・パパ博物館が保管していた宝物をハワイに戻す事になりました。この歴史的貴重品は237年前にキャプテン・クックに渡されたもので、豪華な羽根つきの「クローク(アフウラ・‘ahu ʻula )とヘルメット(マヒオレ・mahiole)」がホノルルのビショップ博物館に展示されるとのことです。

カメハメハ大王が身にまとっている金色の「クロークとヘルメット」は伝統的王族の衣装

Photo from huladance.biz
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カメハメハ大王の銅像は誰もがすぐにイメージできるかと思いますが、あの銅像も昔からの伝統的な王族の衣装を身にまとっているもので、この「クロークとヘルメット」が印象的ですよね。実際 身にまとっていたのは鮮やかな赤や黄色の鳥の羽を模様にしてできていたのですね。

キャプテン・クックがハワイで贈呈されたプレゼント

Photo from americangallery.wordpress.com
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この「クロークとヘルメット」は1779年にハワイ島の長の一人、かつカメハメハ一世の叔父にあたるカラニオプウ(Kalani’opu’u)がイギリスから来たキャプテン・クックにプレゼントしたもので、クック船長が初めてケアラケクア湾に上陸した際に贈呈されたものでした。実際、カラニオプウがまとっていた「クロークとヘルメット」を譲ったのは、親好を表すジェスチャーでもありました。そののちに想像もしないような惨事になるのは、このとき誰も想定していなかった事でしょう。

イギリスの領主がニュージーランドに寄付

Photo from tepapa
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1780年にイギリスに到達した貴重品は様々な博物館で展示されたのち、ある領主が所有することとなります。この「クロークとヘルメット」、ニュージーランドに何故あるかというと1912年に所有していたセイント・オズワルド二世(Loard St. Oswald II)が集めていた彼のコレクションを全てニュージーランドに寄付したからだそうです。

ハワイ島→イギリス→ニュージーランド→オアフ島、長い旅と長い時間を経てハワイに戻ってくるのは嬉しい限りです。

羽根つきのクロークとヘルメットの意味 大自然の豊富な資源をもつ島

Photo from torihenro.com
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羽根つきの「クロークとヘルメット」はとても価値のあるもので、見た目以上に本質的、スピリチュアルなものを示すものでした。当時のネイティブ・ハワイアンにとって、きらびやかな鳥の羽がびっしりとしきつめられている「クロークとヘルメット」は王族や権威者のみ所有が許されたもので、それはロイヤリティの象徴であり、権威、権力、そして神威ですらありました。

Photo from www.anuhea.info
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20,000羽のリーヴィ(ハワイミツスイ)の羽毛を紡いで作られたこの貴重なものは、当時豊富な資源を持ち備えている象徴でもあり、健康な森林のエコシステムがあるからこそ、これだけの羽を集める事ができるという意味合いもあったそうです。当時のハワイが政治と文化、スピリチュアルと自然のバランスをとろうとしていたのがこの「クロークとヘルメット」から想像することができます。

長旅をしたこの貴重品はこれからのハワイを考えるきっかけ

様々な海を渡った「クロークとヘルメット」から様々なハワイの歴史をうかがうことができます。セレモニーが行われるのは3月17日、ビショップ博物館で開催予定となっています。この貴重品を当時のハワイを通じてこれからも変わりつつあるハワイを考えるきっかけになればとの想いで展示されることとなります。キャプテン・クックのその後、ハワイ王朝の誕生、日本人移民と激動のハワイを静かに飾られる「クロークとヘルメット」を通じてより知るきっかけになると良いのでしょう。kalaniopuutitle-larger-return

 

Office of Hawaiian Affairs オフィシャルサイト

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