ハワイ移住の光と闇…移住のメリットデメリットを考えてみる

日本人のみならず、世界中の憧れ「ハワイ移住」。温暖な気候、綺麗な海、都会と田舎の共存、高い文化レベルなどから、移住を希望する人は後を絶ちません。しかし、沖縄移住や北海道移住と違って、海外移住はハードルも高く、犠牲にしなければならないことも多いもの。今回はハワイ移住のメリットとデメリットについて考えてみましょう。

ハワイ移住のメリット

温暖な気候で一年中「常春の島」で過ごせる

沖縄移住をした友人に話を聞いたところ、夏場の台風と照り付ける太陽が「あまりにも辛い」と言っていました。一方ハワイでは、気候は一年を通して温暖。気温が高くても湿度が低いため、気持ちよく過ごすことができます。この「気候」は湿度の高い日本では実現できない、まさに極楽ハワイの最大の特徴といえるかもしれません。

友人たちから羨望の的!

ハワイでとにかくよく見かける光景と言えば「自撮り」。ハワイに行くこと自体がステータスであるため、ダイヤモンドヘッドや輝く海をバックに自撮りをしてSNSにアップロードする人は多いのではないでしょうか?それだけ憧れの的になるハワイに住んでいる、となれば友人知人からうらやましがられること間違いなし!嫉妬されすぎてしまうかもしれません。imgp1574

地震など自然災害が少ない

もちろん、何の災害もないというわけではありません。地盤沈下、洪水、ハリケーン、津波、そして地震など、もちろんハワイでもこういった災害への対策は必要とされます。しかし、ミュンヘン再保険会社による都市別リスク指標によれば、東京・横浜のリスク指数は710で世界トップ。2位のサンフランシスコが167ですから、どれだけずば抜けているかがお分かりいただけるでしょう。残念ながらハワイのリスク指数は発表されていませんが、東京での地震をはじめとするリスクと比較したとき、はるかに小さいであろうことは容易に推測されます。

ビジネスチャンスが多い

ハワイと同じ常夏の島であるグアムやサイパン、またはフィジーやバリ島との移住と比較して、ハワイははるかに大きなビジネスチャンスを見出すチャンスに恵まれていると言えるでしょう。それはハワイの人口と来島人数を調べてみれば一目瞭然です。人口や来島人数が多いということは、それだけ市場規模が大きいということができます。

ハワイの人口 142万人
ハワイの観光客数 780万人(9割が日本もしくは北米から)

ハワイの観光客は、アメリカから来るケースが最も多く、次いで日本、さらにカナダとなっています。英語か日本語ができれば、かなり多くの観光客に対応できることになり、これも日本人にとってメリットだと言えるでしょう。
同じくビーチリゾートである、沖縄県八重山諸島(石垣島のあたり)と比較してみましょう。石垣島の人口は5万人弱。ハワイの3%ほどにすぎません。また、八重山諸島全体での観光客数は、年間100万人前後。やはりこちらもハワイよりはるかに少ないと言えます。現地に住んでいる人を対象にする場合でも、観光客を対象にする場合でも、ハワイは非常に大きなマーケットがあり、それだけビジネスチャンスが豊富にあると言えるでしょう。

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ハワイ移住のデメリット

とはいえ、もちろんメリットばかりではありません。海外移住にはハワイに限らずデメリットも付いて回ります。

家賃が高い

ハワイ移住の壁と言えばなんといっても「家賃」。世界中から移住希望者が集まりますから、それだけ物件相場は高騰します。今後もハワイの家賃は上がる、もしくは高止まったまま下がらないとみられていますので、いかに家賃を払えるだけの収入を得るか、というのは絶対に避けては通れない課題になります。
ハワイの家賃相場は、もちろんワイキキかその他か、海が近いか、町が近いかなどによって左右されますが、東京都心よりも高いと考えておけばおおよそ間違えないようです。1Bed Roomでも1300~1600ドルほどかかります。通貨相場にもよりますが、15~20万円くらいは家賃だけで飛んでいくと思ったほうが良いでしょう。もちろん、シェアハウスや築年数の古い家などを探すこともできるでしょうが、日本の家賃と同じで済ませたいならかなり環境が悪くなることは覚悟しなければなりません。

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稼げる仕事が見つからない

移住メリットで「ビジネスチャンスがたくさんある」と書いたことに矛盾するようですが、ハワイでの就活事情は非常に厳しいものがあります。インターンシップであれ、正規の仕事であれ、そもそも仕事の数が少なく、条件も良いとは言えません。これは、需要と供給のバランスで、ハワイに行きたい、ハワイで働きたいという労働力の供給サイドが非常に多いため、それを求める経営サイドは労働力を安く手に入れることができるからです。ビジネスチャンスは多いものの、チャンスに対してリスクを取ってビジネスを作れる人にとっての話で、誰かに「使われる側」の人にとっては厳しい環境だと言えます。昼は日本人相手のツアーコンダクター、夜は和食レストランで、といった具合に2つ3つの仕事を掛け持ちしているケースも少なくありません。

社会保障制度が弱い

ハワイの医療保険制度などは、もちろんアメリカ人のために作られているものです。アメリカの医療保険制度はそもそも日本人にとっては不十分に感じられる上に、日本人は年金や保険をアメリカ人と同等に受けることはほぼできない(アメリカの市民権を取れば別でしょうが)ため、老後や病気のケースを考えると、自費で莫大な支出を覚悟する必要があります。日本にいれば出るはずの年金も、アメリカで受給できるのかどうか、しっかり調べておく必要があるでしょう。老後に日本に帰ってきたからといって、その期間日本で年金や保険を納付していなければ、大変厳しい老後生活になるかもしれません。今日本国内で話題の「老後破たん」に近いのは、実は海外移住している人たちかもしれないのです。

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